【20代のワーホリ】おすすめ留学先と国別の費用比較

「語学力を高めたい!」
「海外で働いてみたい!」
「異文化を体験してみたい!」

 

そんな方におすすめの気軽な海外体験、それがワーキングホリデー(ワーホリ)です。

 

ワーホリとは、海外生活を実際に体験し、語学の学習だけでなく仕事や文化を体験できる自由度の高い留学制度です。国によって物価や賃金は異なるため、事前にしっかりと情報収集を行い、必要な資金を準備しておきましょう。

 

今回の記事では、ワーホリを検討している方に向けて、おすすめの留学先と国別の費用比較を紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

 

留学より安いって本当?ワーキングホリデーの基本知識

 

ワーホリに憧れているものの、そもそもワーホリと留学の違いがわからない方もいるかもしれません。

 

ワーキングホリデー制度とは、若者に他国の文化や一般的な生活様式について学ぶ機会を提供するために国家間で結ばれている協定に基づき、相手国の青少年・地域の若者に対し滞在期間中の滞在資金を補うための就労を認める制度です。利用できる年齢は18歳から30歳までと制限があります。

 

ワーホリと海外留学との一番の違いは、ビザの種類にあります。「ワーキングホリデービザ」は観光、就学、就労(アルバイト)ができる特別なビザです。一方、留学の際に取得する「学生ビザ」「観光ビザ」は現地での就労は基本的に禁止されています。一部、国によっては就労が認められている場合もありますが、就労時間は短時間に制限されています。

 

ワーホリは、現地で働き収入を得ながら語学や文化を学べるので、費用が高過ぎるからと留学を諦めていた方にとっては非常に魅力的な選択肢の一つといえるでしょう。

 

準備はどれくらい必要?ワーキングホリデーにかかる費用

 

ワーホリには以下のような費用がかかります。

 

  • 往復航空券代
  • 申請諸費用(パスポート・ビザ申請、海外留学保険料)
  • 住居費(家賃)
  • 食費
  • 生活費(交際費、交通費など)
  • 学費 ※語学学校に通う場合

 

これらの出費を考慮し1年間の滞在を計画する場合、約135〜230万円の支出を見込む必要があると言われています。
この金額に学費は含まれていないので、語学学校に通う場合は、さらに月5~10万円の支出を見込んでおきましょう。

 

1年間の支出に幅があるのは、国や地域によって物価が大きく異なるためです。また、海外でどのような経験を重視したいのか、その渡航目的によってもかかる費用は大きく変動します。例えば、語学学校に通える限り通いたい場合と、学校に通わずに現地で思いきり働きたい場合とでは、当然、準備する費用は変わります。

 

もちろん、ワーホリビザを取得すると現地で就労できるので、うまくいけば生活費をまかなえます。とは言え、国によって賃金にも大きな差があるため、現地でのアルバイト代を生活費に充てたいと考えている場合は、渡航前にしっかり情報を集めておきましょう。次の章で詳しく解説します。

 

ワーホリに必要な費用の国別比較7選

 

ここからは具体的に物価や賃金を考慮して、国別にかかる費用を比較してご紹介していきます。

 

各国を比較しやすいように、1年間の滞在を想定し、支出を計算しています。また、アルバイト収入に関しては、フルタイムにて月160時間(週40時間)、8ヵ月間働くという条件で単純計算しました。

 

なお、ワーホリ滞在中の労働期間などの条件は、国によって異なるため、必ず各国の大使館で最新情報をご確認ください。また、学費に関しては同じ国の中でも差があるため、今回の記事での記載は割愛しています。さらに、食費や生活費は必要最低限の金額を想定しています。実際のライフスタイルや嗜好によっては予算が異なりますので、予めご了承ください。

 

オーストラリア|時給の高さと治安の良さが人気

オーストラリアは世界で最も最低時給が高い国として知られています。雄大な自然と治安の良さが人気のオーストラリア。ワーホリビザ発給数の定員に上限がないだけでなく、ビザが取得しやすいのも嬉しいポイントです。

 

往復航空券代 約10万円
申請諸費用 約30万円
住居費 約72万円(月6万円)
食費 約36万円(月3万円)
生活費 約36万円(月3万円)
支出合計 約184万円
アルバイト収入 約243万円(時給1,900円想定)
収支 約+59万円

 

カナダ|比較的低予算で美しい自然を楽しむなら

壮大で美しい自然を満喫できるカナダは、ワーホリ渡航先として高い人気を誇ります。オーストラリアと比較すると時給は低くなるものの、物価とのバランスも良く、比較的低予算で渡航できる国です。

 

また、カナダの英語は訛りが少なく聞き取りやすいと言われています。語学習得に力を入れたい方には特におすすめの国です。

 

往復航空券代 約16万円
申請諸費用 約32万円
住居費 約60万円(月5万円)
食費 約36万円(月3万円)
生活費 約24万円(月2万円)
支出合計 約168万円
アルバイト収入 約141万円(時給1,100円想定)
収支 約-27万円

 

ニュージーランド|安心の環境でのどかな暮らしを

ニュージーランドは「人間より羊の数が多い」と言われるほど、のどかな自然が広がる国です。日常生活にストレスや息苦しさを感じているのなら、ニュージーランドへのワーホリでのんびりと海外生活を満喫してはいかがでしょうか?資金面でも非常に安心感の高い生活環境が整っています。

 

往復航空券代 約12万円
申請諸費用 約30万円
住居費 約72万円(月6万円)
食費 約24万円(月2万円)
生活費 約36万円(月3万円)
支出合計 約174万円
アルバイト収入 約166万円(時給1,300円想定)
収支 約-8万円

 

イギリス|歴史とカルチャーを満喫♪準備資金は必要

イギリスは、日本と比較すると物価が非常に高いことで知られています。そのためワーホリ資金もしっかりと準備をしておく必要があります。

 

長い歴史と伝統があり、有名なファッションや音楽、アートなどカルチャー好きにもたまらない見どころ満載のイギリス。しっかり準備をしたうえでイギリスでの生活を楽しんでください。

 

往復航空券代 約16万円
申請諸費用 約48万円
住居費 約96万円(月8万円)
食費 約36万円(月3万円)
生活費 約36万円(月3万円)
支出合計 約232万円
アルバイト収入 約179万円(時給1,400円想定)
収支 約-53万円

 

ハンガリー|時給は低いものの生活費は抑えられる美しい温泉大国

ハンガリーの特徴は、日本に比べ物価が安く生活費が抑えやすい点です。また、首都ブタペストは「ドナウの真珠」と称されるほど美しい街としても有名ですね。温泉大国としても知られるハンガリーで、ぜひ現地の人たちとの交流を楽しみましょう。

 

往復航空券代 約16万円
申請諸費用 約30万円
住居費 約42万円(月3.5万円)
食費 約30万円(月2.5万円)
生活費 約18万円(月1.5万円)
支出合計 約136万円
アルバイト収入 約58万円(時給450円想定)
収支 約-78万円

 

ドイツ|収支バランス良好◎ヨーロッパ旅行も楽しめる国

ドイツは、国内に世界遺産や美術館が多いだけでなく、隣接する国が9つあるのも大きな特徴です。ワーホリ滞在中にヨーロッパ観光を楽しむのもおすすめです。

 

往復航空券代 約16万円
申請諸費用 約20万円
住居費 約72万円(月6万円)
食費 約36万円(月3万円)
生活費 約36万円(月3万円)
支出合計 約180万円
アルバイト収入 約154万円(時給1,200円想定)
収支 約-26万円

 

アイルランド|物価は高いものの魅力的なカルチャー多数

比較的物価が高いアイルランドは、ワーホリ渡航前にある程度の生活費を用意しておく必要があります。しかし、アイリッシュ音楽、ケルト文化、ギネスビールなど、魅力的なカルチャーが多く、歴史や文化・芸術に触れたい方にはおすすめの国です。

往復航空券代 約16万円
申請諸費用 約31万円
住居費 約84万円(月7万円)
食費 約24万円(月2万円)
生活費 約36万円(月3万円)
支出合計 191万円
アルバイト収入 約144万円(時給1,200円×月150時間勤務想定)
※アイルランドの就労時間は週39時間までに制限されています。
収支 -47万円

 

まとめ|各国の情報を収集しワーキングホリデーを楽しもう

 

ワーキングホリデーにおすすめの国と、滞在中の収支を比較してご紹介しました。

 

ワーホリを活用した海外での異文化体験は、20代の今しか経験できません。将来のキャリア形成にもきっとよい影響を与えてくれるでしょう。

 

そのためにしっかりと情報を収集し、資金計画を立てたうえでワーキングホリデーを存分に楽しみましょう!

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