金銭の余裕をつくりたい場合は、スマホ代を見直すことから始めましょう。余裕ある暮らしをするには、固定費の削減が必須。中でもスマホ代は比較的削減しやすい費用です。2021年には総務省が携帯料金の値下げ政策を推進し、多くの格安プランが提供されるようになりました。
しかし、多くの会社がさまざまな通信プランを提供し始めたことで、どれを選べばよいか迷うようになった方も多いのではないでしょうか?特にこれからプラン変更を考えている方には非常に悩ましい問題でしょう。
今回は、スマホ代の見直し方と、スマホ代を節約できるおすすめの格安SIM・サブブランドを3つ紹介します。スマホ代を安くしたい方は、ぜひプラン選びの参考にしてください。
このページの目次
節約につながるスマホ代の見直し方
スマホ代を節約するには、プラン・周辺環境・契約会社などを見直す必要があります。ここではスマホ代を見直す方法を3つ紹介します。各方法の難易度・節約効果は次のとおりです。
見直し方法 | 達成難易度 | 節約効果 |
---|---|---|
不要なオプションを解約する | 簡単 | 小さい |
インターネット回線や家族の契約状況を見直す | やや難しい | やや大きい |
格安SIM・サブブランドに乗り換える | 難しい | 大きい |
スマホ代を節約するポイントをより詳しく知りたい方は、こちらの記事でも紹介しています。
不要なオプションを解約する
契約しているプランの中に不要なオプションがあれば、積極的に解約しましょう。「契約時にオプションの加入を勧められたが、その後はオプションを利用していない」というケースは非常に多いです。利用していないオプションに加入し続けるのは、必要以上のお金を払っているのと同じです。「もう使わない」と感じたオプションは、早めに解約手続きをしましょう。
故障や紛失などのサポートに関するオプションなどは、使う機会が少ないため解約しやすいです。通話やデータ通信に関するオプションは、自身の利用状況に応じて解約するかどうか決めましょう。
オプションの解約は、すぐにできるため簡単な方法ではありますが、節約効果は低いです。とはいえ、年単位で考えると数千円の節約になるため、やっておいて損はないといえるでしょう。
インターネット回線や家族の契約状況を見直す
通信会社の中には、所定のインターネット回線を一緒に契約したり、家族で契約したりすると料金を割引してくれる会社があります。こうした割引は、ドコモ・au・ソフトバンクの大手3社やそのサブブランドなどでよく見られます。
これらの会社と契約をしている方は、ネット回線や家族全員の契約状況を今一度見直してみましょう。家族全員で利用する通信会社を揃えて、インターネット回線とスマホ回線の通信会社を同じ会社にすれば、月額数千円の割引適用を受けられます。
インターネット回線や家族の契約状況を見直すのは、節約効果はありますが節約できるまでの時間がやや長いです。特にインターネット回線の新規契約は、工事会社の混雑具合によっては開通が数ヶ月先になる場合があります。すぐに節約効果を実感したい場合は、前述のオプション解約や次に紹介する方法を試すとよいでしょう。
格安SIM・サブブランドに乗り換える
格安SIMや大手のサブブランドへの乗り換えは、スマホ代の節約効果が非常に高いです。格安SIMは、大手3社の回線を借り、実店舗数を減らして低価格を実現しています。ただし、実店舗が少ないため契約手続きはオンラインが主流です。人によっては手続きに時間がかかる場合があるため、注意しましょう。
サブブランドは、大手3社よりも低価格で同じ品質の通信回線を利用できます。
提供されているプランも豊富で、自身のスマホの使用状況に合ったプランが見つけられるのが特徴です。契約プラン次第では、月額で5,000円以上の節約ができます。
【タイプ別】おすすめ格安SIM・サブブランド3選
ここからは、スマホ代を節約できる格安SIM・サブブランドをタイプ別に分けて3つ紹介します。各タイプの詳細は以下のとおりです。
- 通話の機会が多い人
- Wi-Fi環境での利用がメインの人
- データ通信を頻繁に使う人
日常のスマホの使い方から、自身に合うプランを探してみましょう。
1.ドコモ「ahamo」は通話重視の人向け
ブランド名 | ahamo |
---|---|
プラン名 | ahamo |
運営会社 | ドコモ |
料金 | 2,970円〜 (5分かけ放題を含む) |
回線 | docomo |
データ容量 | 20GB〜 |
ahamoはドコモが打ち出したオンライン契約専用プランです。月3,000円以下で20GBを利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。高品質なdocomo回線なので、通信速度も下がりません。
また、5分間のかけ放題がプランに標準搭載されているため、簡単な電話であれば何度も無料でできます。ドコモ・ソフトバンクのオンライン専用プランは5分かけ放題オプションが別料金となるため、費用を抑えられます。無制限かけ放題オプションは1,100円と他社より安く、長電話も可能です。極力コストを減らしたい方は、LINEなどの無料アプリで通話しましょう。
通信品質・ギガ数・料金ともにバランスが取れており、通話を重視したい人をはじめ多くの人が満足できるプランです。
2.HISモバイル「自由自在290プラン」はWi-Fi環境下での利用に最適
ブランド名 | HISモバイル |
---|---|
プラン名 | 自由自在290プラン |
運営会社 | HISグループ |
料金 | 290円〜 |
回線 | docomo |
データ容量 | 1GB〜 |
HISモバイルは、少ないギガ数で利用したい方にぴったりの格安SIMです。「自由自在290プラン」は、データ容量を1GBから選べて、他社よりも安価で利用できます。また、通話料は9円/30秒で、格安SIMの中では非常に安い金額です。
基本料金は月550円〜ですが、通信量が100MB未満の場合は料金が290円になり、スマホ代を大きく節約できます。
回線はdocomoのものを利用しており、品質にも問題がありません。日常で外に出ることが少なくWi-Fi環境下で利用することが多い場合に、契約を検討してみるとよいでしょう。
3.mineo「マイそく」はデータ通信をたくさん使う人向け
ブランド名 | mineo |
---|---|
プラン名 | マイそく |
運営会社 | オプテージ |
料金 | スタンダード(最大1.5Mbps):990円 プレミアム(最大3Mbps):2,200円 ライト(最大300kbps):660円 |
回線 | ドコモ・au・ソフトバンク |
データ容量 | 無制限 |
mineoのマイそくは、中速通信ながらデータを無制限に利用できるプランです。中速通信と聞くとやや不安なイメージを抱く人もいるでしょう。しかし、スタンダード・プレミアムプランであればWebサイトの閲覧・音楽ストリーミングの利用・動画視聴などは問題なく行えます。かけ放題オプションをつけても月額1,000円〜2,000円程度で利用できるため、非常にお得です。
ただし、お昼の時間帯は一時的に速度が下がるため注意が必要です。外でスマホを使う機会が多く、多少の通信速度低下が気にならない方は、マイそくで無制限にデータ通信を利用するとよいでしょう。
そのほかのスマホブランドに切り替えを検討したい方は、下記もあわせて参考にしてください。
まとめ
ここまで、スマホ代を節約できる格安SIM・サブブランドを紹介しました。格安SIMやサブブランドは種類が豊富で、自分に合うプランを選ぶのが難しくなってきています。今回紹介したプランはリーズナブルで高品質なプランなので、スマホ代の節約を考えている方は契約を検討してください。
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また、スマホ代節約に関しては、以下の記事もあわせてご覧ください。