クレカ積立でお得に投資!メリット・デメリットを徹底比較

コロナ禍に見舞われた2020年以降、若年層、初心者を中心に新たに投資を始める人が増加しました。これは仕事がテレワークに切り替わる会社も増えたため、通勤時に比べて時間に余裕ができた人達が、それまで興味があったけれど時間がなくて取り組めていなかった投資を始めたことが理由の一つです。

 

その結果、ネット証券を中心に口座開設する人が一気に増え、SBI証券、楽天証券の口座開設数は野村証券を上回りました。ネット証券がオフライン証券の口座開設数を上回ったということです。

 

投資信託の積立を始める人も増えてきている中、なるべくお得に積立を行いたいと考えている人も少なくはないでしょう。

 

そこで今回は、お得な投資手法「クレカ積立」についてのメリット・デメリット、おすすめ「クレジットカード×証券会社」などを解説していきます。

 

これから積立投資を行いたいと考えている人、クレカ積立に関心がある人は参考にしていただければと思います。

 

 

クレカ積立とは?

「クレカ積立」は「クレジットカードで投資信託などの積立投資ができるサービス」のことで、クレジットカード会社と証券会社が提携してサービスを提供しています。

 

「積立投資」は、毎月・毎週など決まったタイミングで、ある商品(銘柄)を一定の金額ずつ購入し続ける投資手法のことです。

 

この投資手法はドル・コスト平均法に基づいていて、全体の平均購入単価を平準化させる効果があり、長期的な資産形成を行っていく上で有効な方法のひとつと考えられています。

 

積立投資やドル・コスト平均法について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

 

 

ここからは、クレカ積立のメリット・デメリットについて解説していきます。

 

クレカ積立のデメリット

最初にクレカ積立のデメリットについて解説します。大きく2つのデメリットがあります。

 

デメリット①:上限金額が決まっている

クレカ積立は「毎月、最大5万円まで」というルールであることが多いです。

 

そのため、5万円よりももっと大きな金額で投資したいという人にとっては、デメリットになります。逆に5万円以内で投資を行いたい人にとってはデメリットにはならないかもしれません。

 

なお、楽天証券の場合には、「楽天クレジット決済」のほかに「楽天キャッシュ」を併用することで「毎月、最大10万円まで」クレジットカードで購入することができます。楽天証券については後述していますので、5万円よりも大きな金額で積立投資をしたい方はチェックしてみてください。

 

デメリット②:買付は毎月1回で買付日は固定

クレカ積立の買付は基本的に「毎月1回、買付日は固定」です。

 

買付日は証券会社によって異なります。例えば楽天証券では原則毎月1日、マネックス証券では原則毎月24日です。

 

そのため、どうしても買付日を特定の日にしたい場合には、それに対応している証券会社を探す必要があります。この点は人によってはデメリットになる場合があります。

 

ただし、長期で継続していくことが前提のクレカ積立では、買付日が毎月何日だったとしても、大きく運用パフォーマンスに影響が出るとは考えにくいため、そこまで気にすることではないかと思います。

 

クレカ積立のメリット

次にクレカ投資のメリットについて解説していきます。大きく2つのメリットがあります。

 

メリット①:クレジットカード会社のポイントが貯まる

 

クレカ積立を行うと、積立額に応じて1%程度のポイント(クレジットカード会社によって還元利率は異なります)を獲得することが可能です。これはクレカ積立の最大のメリットであると言えます。

 

貯まったポイント(dポイントやPontaポイントなど各社によって異なります)は、普段の買い物で使うことはもちろん、国内株式や投資信託など金融商品の購入の際に使用することも可能です。ポイントを使って金融商品を購入することで、実質利回りを高めることができます。

 

つみたてNISAを組み合わせれば、ポイント獲得に加えて運用益が非課税なので、さらにお得に投資することができます。

 

メリット②:銀行引き落としの場合の入金の手間を省くことができる

銀行引き落としの場合には、引き落とし日までに買付金額分のお金を口座に用意しておく必要があります。もし金額が不足している場合には、その月の自動買付は行われずに、次の月まで待つ必要があります。もしも自動買付が行われなかった月の投資信託の基準価額が安かった場合には、安く買う機会を逃してしまうことにも繋がってしまいます。

 

一方、クレジットカード払いの場合には、クレジット枠が残っていれば自動買付が行われますので、銀行口座にお金を準備する必要はありません。クレジットカード払いの方がより便利に買付を行うことができます。

 

「クレジットカード×証券会社」おすすめ3選

ここからはクレカ積立に向いている、おすすめ「クレジットカード×証券会社」をご紹介します。

 

あわせて、つみたてNISAを始めるメリットもあわせて解説しますので、クレカ積立を始める際には、ぜひつみたてNISAも検討してみてください。

 

つみたてNISAについてはこちらの記事もご覧ください。

 

 

なお、クレカ積立は「特定のクレジットカード×特定の証券会社」である必要があります。どのクレジットカードでも対応しているという訳ではない点にご注意ください。

 

おすすめ①:マネックスカード×マネックス証券

【こんな人におすすめ】
ポイント還元率を重視したい人

 

【ポイント還元率】
業界最高水準の1.1%(積み立てるファンドの約定金額合算に1,000円未満の金額(1円~999円)を含む場合は除く)

 

【マネックス証券でつみたてNISAを始めるメリット】
・100円から投資ができる
・積立頻度を「毎日」と「毎月」から選べる
・160銘柄に投資できる

 

おすすめ②:三井住友カード×SBI証券

【こんな人におすすめ】
ネット証券最大手のSBI証券を利用したい人

 

【ポイント還元率】
カードの種類に応じて0.5%〜5.0%

 

【SBI証券でつみたてNISAを始めるメリット】
・100円から投資ができる
・すべてノーロード(販売手数料無料)
・170銘柄以上に投資できる

 

おすすめ③:楽天カード×楽天証券

【こんな人におすすめ】
楽天経済圏をよく利用する人

 

【ポイント還元率】
1%(*信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満のファンドの還元率は0.2%)

 

【楽天証券でつみたてNISAを始めるメリット】
・100円から投資ができる
・楽天ポイントが貯まりやすくなる
・貯めたポイントをそのまま投資できる

 

まとめ:クレカ積立でお得に投資

 

今回はクレカ積立についてメリット・デメリット、おすすめ「クレジットカード×証券会社」をご紹介してきました。

 

クレカ積立は長期的に資産形成をする上では有効な手段です。少額から始めることができますので、投資初心者にもおすすめです。気になる方は証券会社のホームページをチェックしてみて下さい。

 

また投資を始める際には元手が必要です。保険や住宅ローンなどの固定費を見直しすると投資資金を確保できる可能性があります。ただし、どのように見直したら良いのか分からないという方もいることでしょう。

 

そんな方は、固定費の見直しの際に「家計見直し診断」を使うと簡単に固定費別の見直し可能性が把握できますので、ぜひ活用してみてください。

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